2社間・3社間ファクタリングの基本
- ファクタリングには大きく分けて2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの2つの方式があります
- 2社間ファクタリングは「利用者」と「ファクタリング会社」の2者間で契約が完結します
- 法人のファクタリングでは、取引金額が大きいため手数料の差が数十万〜数百万円の差になることも。方式選びは慎重に行いましょう
ファクタリングには大きく分けて2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの2つの方式があります。どちらも売掛債権を売却して資金を調達する仕組みですが、売掛先(取引先)が関与するかどうかが決定的な違いです。
2社間ファクタリングは「利用者」と「ファクタリング会社」の2者間で契約が完結します。売掛先への通知や承諾は不要で、取引先に知られずに資金化できるのが最大の特徴です。一方、3社間ファクタリングは「利用者」「ファクタリング会社」「売掛先」の3者間で契約を結びます。売掛先の承諾が必要になる代わりに、手数料が大幅に低くなるメリットがあります。
💡 ポイント
法人のファクタリングでは、取引金額が大きいため手数料の差が数十万〜数百万円の差になることも。方式選びは慎重に行いましょう。
それぞれの取引フロー
- 売掛先の承諾後、3者間で契約を締結。手数料を差し引いた金額が振り込まれます
- ファクタリング会社に売掛債権の買取を申し込みます。登記簿謄本、決算書、請求書、通帳コピーなどを提出します
- ファクタリング会社が売掛先の信用力や売掛金の内容を審査。手数料率が提示されます
- 条件に合意すれば契約締結。手数料を差し引いた金額が口座に振り込まれます。最短即日〜翌営業日が一般的です
2社間ファクタリングの流れ
STEP1:申し込み・書類提出
ファクタリング会社に売掛債権の買取を申し込みます。登記簿謄本、決算書、請求書、通帳コピーなどを提出します。
STEP2:審査・見積もり
ファクタリング会社が売掛先の信用力や売掛金の内容を審査。手数料率が提示されます。
STEP3:契約・入金
条件に合意すれば契約締結。手数料を差し引いた金額が口座に振り込まれます。最短即日〜翌営業日が一般的です。
STEP4:売掛金回収・送金
売掛先から入金があったら、利用者がファクタリング会社にその金額を送金して取引完了です。
3社間ファクタリングの流れ
STEP1:申し込み・売掛先への通知
ファクタリング会社に申し込み後、売掛先に債権譲渡の通知を行い承諾を得ます。
STEP2:3者間契約・入金
売掛先の承諾後、3者間で契約を締結。手数料を差し引いた金額が振り込まれます。
STEP3:売掛先がファクタリング会社へ直接支払い
支払期日に売掛先がファクタリング会社に直接支払います。利用者は回収の手間がありません。
手数料・スピード・審査の比較表
| 比較項目 | 2社間ファクタリング | 3社間ファクタリング |
| 手数料相場 | 10〜20% | 1〜9% |
| 入金スピード | 最短即日〜翌日 | 1〜2週間 |
| 売掛先への通知 | 不要 | 必要 |
| 審査の厳しさ | やや厳しい | 通りやすい |
| 債権譲渡登記 | 必要な場合あり | 不要 |
| 回収リスク | ファクタリング会社が負う | ファクタリング会社が負う |
2社間ファクタリングのメリット・デメリット
- 手数料が3社間に比べて高い(10〜20%)
- 売掛先に知られずに資金調達できる
- 最短即日で入金される圧倒的なスピード
- 取引先との関係性を維持できる
✅ メリット
- 売掛先に知られずに資金調達できる
- 最短即日で入金される圧倒的なスピード
- 取引先との関係性を維持できる
- オンライン完結型サービスが多い
❌ デメリット
- 手数料が3社間に比べて高い(10〜20%)
- 債権譲渡登記を求められることがある
- 売掛金回収後にファクタリング会社へ送金する手間がある
3社間ファクタリングのメリット・デメリット
- 手数料が1〜9%と大幅に低い
- 入金まで1〜2週間かかる
- 大口取引でのコストメリットが非常に大きい
- 売掛金回収の手間がない
✅ メリット
- 手数料が1〜9%と大幅に低い
- 大口取引でのコストメリットが非常に大きい
- 売掛金回収の手間がない
- 審査に通りやすい傾向がある
❌ デメリット
- 売掛先への通知・承諾が必要
- 入金まで1〜2週間かかる
- 取引先から「資金繰りに困っている」と思われるリスク
法人が選ぶべき判断基準
- 結論として、スピードと秘匿性を重視するなら2社間、コスト削減を最優先するなら3社間が最適です
- 資金化まで1〜2週間の余裕がある場合
- 法人がファクタリング方式を選ぶ際のポイントは以下の通りです
- 取引先に知られたくない場合
法人がファクタリング方式を選ぶ際のポイントは以下の通りです。
結論として、スピードと秘匿性を重視するなら2社間、コスト削減を最優先するなら3社間が最適です。売掛金額が1,000万円を超える場合は、手数料差だけで100万円以上の違いが出ることもあります。
— キャッシュガイド編集部
2社間がおすすめのケース
- 取引先に知られたくない場合
- 急いで資金が必要な場合(即日〜翌日)
- 少額の売掛金を素早く現金化したい場合
- 新規取引先との関係構築中の場合
3社間がおすすめのケース
- 大口の売掛金でコストを抑えたい場合
- 取引先が大企業で理解が得られる場合
- 継続的にファクタリングを利用する場合
- 資金化まで1〜2週間の余裕がある場合
おすすめのファクタリング会社
- QuQuMo — オンライン完結・2社間対応・手数料1%〜。法人の少額から大口まで対応
- ビートレーディング — 2社間・3社間両対応。累計買取額1,300億円超の実績
- 日本中小企業金融サポート機構 — 非営利団体で安心。3社間ファクタリングにも対応
- アクセルファクター — 審査通過率93%超。中小企業の利用実績豊富
法人向けに実績のあるファクタリング会社をご紹介します。
よくある質問
2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの最大の違いは何ですか?
最大の違いは売掛先(取引先)への通知の有無です。2社間は通知不要で秘密裏に利用できますが手数料が高め(10〜20%)。3社間は売掛先の承諾が必要ですが手数料が低い(1〜9%)のが特徴です。
法人はどちらの方式を選ぶべきですか?
取引先との関係を重視し通知を避けたい場合は2社間、コスト削減を優先したい場合は3社間がおすすめです。大手企業との取引がある法人は3社間の方が審査に通りやすく手数料も有利です。
2社間ファクタリングで取引先にバレるリスクはありますか?
通常の2社間ファクタリングでは売掛先への通知は行われません。ただし、債権譲渡登記を行う場合は登記簿から判明する可能性がゼロではありません。登記不要のサービスを選ぶことでリスクを最小化できます。
まとめ
2社間ファクタリングと3社間ファクタリングは、それぞれ異なるメリットを持つ資金調達手法です。法人にとっては取引金額が大きい分、方式の選択が資金調達コストに直結します。スピード重視なら2社間、コスト重視なら3社間を基本軸に、自社の状況に合った方式を選びましょう。
まずは複数のファクタリング会社に見積もりを依頼し、手数料率を比較検討することをおすすめします。