審査で見られる5つのポイント
- 審査の中心は「売掛先の信用力」。自社の財務状況は副次的
- 取引の実在性・継続性・支払い期日が重要な判断材料
- 二重譲渡のリスクがないことも必須条件
売掛先の信用力
最も重要な審査ポイントです。売掛先が上場企業・大手企業・官公庁であれば、審査で有利になります。中小企業の場合は、帝国データバンクの評点や過去の支払い実績が判断材料になります。
売掛金の実在性
架空の売掛金でないことを証明する必要があります。請求書・契約書・発注書・納品書などの書類で取引の実在を示します。通帳に過去の入金履歴があればさらに強力です。
取引の継続性
売掛先との取引が3ヶ月以上継続していると有利です。単発取引の場合は審査が厳しくなる傾向があります。初回取引の債権は買取対象外とする会社もあります。
支払い期日
支払い期日が近い債権ほど審査に通りやすくなります。逆に、支払い期日が180日以上先の債権は買取対象外とされることが多いです。一般的に30〜90日が好まれます。
二重譲渡のリスク
同じ売掛金を複数のファクタリング会社に売却する「二重譲渡」は詐欺にあたります。過去のファクタリング利用履歴や、債権譲渡登記の有無が確認されます。
審査に落ちる主な原因
🚨 審査不通過の5大原因
- 売掛先の信用力が低い — 個人事業主や設立直後の企業が売掛先の場合
- 売掛金の実在性が不明 — 請求書のみで契約書・発注書がない
- 二重譲渡の疑い — 他社のファクタリングを利用中で同じ債権を売却しようとした
- 書類の不備 — 通帳コピーが古い、登記簿謄本の期限切れなど
- 支払い期日が長すぎる — 180日以上先の債権は買取対象外が多い
通過率を上げる準備
書類を完璧に揃えてから申し込む
不備があると審査遅延だけでなく、信頼性の評価にも影響します。申し込み前に必要書類を全て確認し、最新のものを用意しましょう。
過去の入金履歴を用意する
通帳のコピーで売掛先からの過去の入金実績(3ヶ月分以上)を提示できると、取引の継続性を証明でき、審査が有利に進みます。
売掛先の情報を整理する
売掛先の会社名・住所・代表者名・資本金・設立年・取引実績を事前にまとめておくと、審査担当者が調査しやすくなります。
信用力の高い売掛先を選ぶ
複数の売掛先がある場合は、最も信用力の高い企業の売掛金をファクタリングに回しましょう。上場企業>大手非上場>中小企業の順で有利です。
必要書類チェックリスト
- 請求書(売掛金額・支払い期日が記載されたもの)
- 通帳コピー(直近3ヶ月分、売掛先からの入金履歴があるもの)
- 代表者の本人確認書類(運転免許証・パスポート等)
- 登記簿謄本(発行3ヶ月以内)
- 決算書(直近1〜2期分)
- 契約書・発注書(取引の実在性を証明)
- 納品書・検収書(あれば、審査で有利に)
売掛先別の審査傾向
審査に通りやすい
上場企業有利
官公庁有利
大手非上場有利
医療機関有利
審査が厳しい
中小企業厳しめ
個人事業主厳しめ
設立1年未満厳しめ
海外企業対応不可が多い
※審査基準は会社ごとに異なります。上記は一般的な傾向で、通過率を示すものではありません。
申し込み時のポイント
📌 申し込みの進め方
- 初回は少額から — まず100〜300万円の少額で実績を作り、2回目以降に金額を上げる
- 午前中に申し込む — 即日入金を希望するなら午前中の申し込みが必須。14時の振込締め時間に間に合わせる
- 電話でのヒアリングは正直に — 審査担当者は多数の案件を見てきたプロ。不自然な回答は逆効果
- 条件に合う会社に絞って申し込み — 審査基準は会社によって異なる。同じ会社への申込は1回に
よくある質問
BtoBファクタリングの審査で最も重視されるポイントは?
売掛先(取引先)の信用力が最も重要です。上場企業・官公庁が売掛先であれば、審査で有利になります。
審査に落ちる主な原因は?
売掛先の信用力不足、売掛金の実在性が証明できない、二重譲渡の疑い、書類不備、支払期日が長すぎるの5つが主な原因です。
赤字決算でも審査に通りますか?
はい、多くの会社で利用可能です。審査対象は主に売掛先の信用力であり、自社の財務状況は副次的な判断材料です。
審査にかかる時間はどれくらいですか?
書類が揃っていれば最短30分〜数時間。初回は半日〜1営業日が一般的です。
まとめ
BtoBファクタリングの審査は、銀行融資と比べて通過率が高く、スピードも速いのが特徴です。審査の中心は売掛先の信用力であり、自社の財務状況は副次的な要素です。書類を完璧に揃え、信用力の高い売掛先の債権を選ぶことで、審査通過率をさらに高められます。まずは条件に合う会社に見積もりを依頼し、手数料と入金までの時間を確かめてから決めましょう。